札幌で建てる「無垢の家」とは?素材の種類・メリット・デメリットを解説
健康志向の高まりやナチュラルインテリアの人気を背景に、自然素材をふんだんに使った「無垢の家」への関心が年々高まっています。
とりわけ、冬の寒さが厳しく室内で過ごす時間が長い札幌では、住環境の快適さや健康への影響を考えて素材選びを重視する方が多いでしょう。無垢素材を取り入れた家づくりには根強いニーズがあります。
しかし、「無垢の家」と一口に言っても、珪藻土・漆喰・無垢材・天然リノリウムなど使用される素材の種類は多いです。
また、メリットだけでなく、デメリットや維持管理の手間も正しく把握したうえで選ぶことが重要です。
本記事では、無垢の家の基本知識から素材の特徴、メリット・デメリットを詳しく解説します。そして札幌で無垢の家を手がけるおすすめ3社までご紹介しましょう。
目次
そもそも無垢の家とは?

無垢の家とは、化学物質を含む合成建材や接着剤などを極力使用しない住宅のことを指します。壁・床・天井などに珪藻土・漆喰・無垢材・天然リノリウムといった自然由来の素材を使用するのが特徴です。
定義は厳密に統一されているわけではありませんが、化学物質の少なさと素材本来の風合いを活かす考え方が共通しています。
近年は、新築住宅のシックハウス症候群への懸念や、アレルギーを持つ子どもへの配慮を理由に自然素材を選ぶ家族が増えています。
また、経年変化によって木や土の風合いが深まっていく独特の魅力も大きな価値です。住まいに愛着をもって使い続けるうえで、高く評価されています。
よく使用される無垢素材の種類・特徴

無垢の家に使われる素材には、それぞれ異なる性質と用途があります。代表的な4種類について、特徴と使われる部位を詳しく見ていきましょう。
珪藻土
珪藻土(けいそうど)は、珪藻(藻類の一種)の二酸化ケイ素(ガラス質)でできた殻が堆積・化石化してできた天然素材で、主に壁の仕上げ材として使用されます。
最大の特徴はその多孔質構造による優れた調湿・消臭機能です。室内の湿気を吸放湿することで、湿度を一定に保つ役割を担います。
北海道のように冬は乾燥し夏は湿気がある気候においては、特にその機能が生きてきます。職人の手わざによって表面に独特のテクスチャーが生まれるのも魅力のひとつでしょう。一方で、壁への衝撃や摩擦に弱く、崩れやすい点がデメリットとして挙げられます。
漆喰
漆喰(しっくい)は石灰石を原料とした塗り壁材で、古くから日本の伝統的な建築に使われてきました。白く美しい仕上がりが特徴で、乾燥すると非常に硬い表面をつくるため、耐久性と防火性に優れています。世界中で長い歴史を持つ、信頼性の高い建材だと言えます。
珪藻土と同様に調湿機能を持ちながら、抗菌・防カビ効果も期待できる点が大きな強みです。一方で、施工に高い技術を必要とするため工期や費用がかかりやすくなります。乾燥収縮によるひび割れが生じることもあるでしょう。
無垢材
無垢材(むくざい)とは、丸太を切り出してそのまま加工した天然木のことです。接着剤を使わない一枚板で作られるため、木本来の調湿機能・断熱性・香りをそのまま活かせるのが最大の魅力となります。床材として使われることが多く、素足で触れたときのあたたかみは独特の感触です。
樹種によって硬さや色み、杢目の表情が異なり、さまざまな選択肢があります。ただし、木は生き物であるため温度や湿度の変化によって収縮・膨張しやすい性質があります。管理を怠るとひび割れや反りが生じることもあるため注意してください。
天然リノリウム
天然リノリウムは、亜麻仁油や松脂、木粉などを原料とした床材です。1863年にイギリスで発明され、ヨーロッパを中心に160年以上にわたって使われてきた歴史ある自然素材です。優れた抗菌性・耐久性・防水性を持ちながら、環境にやさしくアレルギーを持つ方にも適しています。
ビニル系クッションフロアと混同されることがありますが、石油系素材を一切含まない点が根本的に異なります。色・柄のバリエーションも豊富で、デザイン性の高い床材です。キッチンや洗面所などの水廻りにも活用できるでしょう。
無垢素材の家のメリット

自然素材を取り入れた住まいは、住む人にどのような恩恵をもたらすのでしょうか。大きく分けて3つの観点からメリットを解説します。
機能性に優れている
無垢素材の多くは、化学的に合成された素材にはない優れた自然機能を持っています。
たとえば、湿度を自動的に調整する調湿機能があり、夏の蒸し暑さや冬の乾燥を和らげる効果が期待できるでしょう。漆喰の強アルカリ性は、細菌やカビの繁殖を抑制する効果もあります。
これらの機能は空調設備と組み合わせることでより効果を発揮し、室内環境の質を高めます。無垢材の床は断熱性が高いため、床面が冷えにくいのも特徴です。足元から伝わる寒さを軽減してくれる点は、北海道において重要となります。
健康的な暮らしが実現できる
自然素材の家の大きなメリットのひとつが、VOC(揮発性有機化合物)の放散が少ない点です。
一般的な建材に含まれる化学物質は、シックハウス症候群の原因として知られています。自然素材はこれらの有害物質をほとんど含まず、あるいは吸着する効果すら持っています。
特に幼い子どもや、アレルギー体質の方がいるご家庭では、素材の安全性は非常に重要な選択基準でしょう。素材の家は、家族全員が安心して過ごせる住まいを実現するでしょう。非常に有力な選択肢になると言えます。
1年を通して快適に過ごすことができる
無垢素材は、夏は涼しく冬は暖かいという北海道の気候に非常に相性のよい特性を持っています。
無垢材の床は熱伝導率が低く、冬場の床面との接触による不快感を緩和してくれます。壁の素材は室内の湿度を一定範囲に保ち、乾燥を自然にコントロールするでしょう。
自然素材の住宅は素材自体が受動的な空調機能を果たすため、光熱費の節約にもつながるケースがあります。長期的な快適性とランニングコストのバランスを重視する方にとって、大きなメリットです。ぜひ検討してみてください。
無垢素材の家のデメリット

自然素材を使った住まいには多くの魅力がある一方で、事前に理解しておくべきデメリットや注意点も存在します。理想の家づくりに向けて、正直に確認しておきましょう。
劣化によるひび割れ・変形が目立ちやすい
無垢材などは天然素材であるがゆえに、温度・湿度の変化に敏感です。特に無垢材の床などは、季節の変わり目に隙間が生じたり反りが出たりすることがあります。壁面についても、乾燥収縮によってひび割れが発生することも少なくありません。
これらは自然素材特有の動きであり、構造上の問題ではありません。しかし、常に完璧にきれいな状態を保ちたい方にとっては、経年変化がストレスになることもあります。変化も個性のひとつと楽しめるマインドが大切です。
定期的な手入れが必要である
コーティングされた複合フローリングと比べ、無垢素材は定期的なメンテナンスが欠かせません。床であれば1年から3年に一度のワックスがけが推奨されるほか、壁のひび割れも補修が必要です。こうしたケアを続けることで、素材本来の美しさが長年にわたって保たれるでしょう。
メンテナンスは専門業者に依頼することもできますが、費用や手間がかかります。しかし、年月を経るごとに風合いが深まるという、自然素材ならではの魅力も同時に享受できるはずです。愛着を持って育てていく楽しみがあります。
傷が生じやすい
無垢材の床は、素足で歩いたときの感触が優れている反面、複合フローリングに比べて傷やへこみが生じやすい特性があります。家具の引きずりや子どもの遊びなどによってすぐに傷がつくため、丁寧に扱う習慣が求められるでしょう。傷がつくことを前提とした暮らしとなります。
一方で、木の傷はオイルや蜜蝋ワックスで補修することができます。また、傷や汚れすらも使い込んだ味わいとして受け入れ、愛着を持って暮らすことができれば理想的です。自然素材の家の醍醐味をより深く楽しめるでしょう。
おすすめ3社紹介

札幌で無垢の家を検討している方に向けて、注目される3社をご紹介します。それぞれの個性を比較しながら、ご自身に合った会社選びの参考にしてください。
株式会社AD設計室

引用元:株式会社AD設計室公式HP
| 会社名 | 株式会社AD設計室 |
| 住所 | 〒063-0801 北海道札幌市西区二十四軒1条4-2-35 アリコンビル3F |
| 電話番号 | 011-688-7671 |
| 公式URL | https://ad-sekkei.info/ |
AD設計室は、代表がヒアリングからプラン作成、施工管理まで担当する札幌西区の設計施工会社です。家の価格に対する価値と満足度を最大限に高めるという信念のもと創業されました。丁寧な家づくりが特徴だと言えます。
モダンなデザインから天然木の床材を使用したナチュラルデザインまで、幅広く対応しています。限られた土地面積を存分に活かしたプラン設計は、実際の面積以上に広く開放的な印象を与えるでしょう。非常に高い設計力を備えています。
BELSにおいて最高評価の5つ星を獲得しており、高性能な住まいを提供しています。室長自身が最初のご相談から完成まで責任を持って担当するため、年間12棟という限られた棟数です。その分だけ丁寧で高品質な家づくりを実現しています。
自然素材を取り入れた住まいにこだわりながら、デザインと性能の両立を求める方に特に向いた会社です。小規模ならではのきめ細やかな対応が期待できるでしょう。
◯株式会社AD設計室についてもっと知りたい方はこちら
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豊栄建設

引用元:豊栄建設公式HP
| 会社名 | 豊栄建設株式会社 |
| 住所 | 〒060-0008 北海道札幌市中央区北8条西12-28 |
| 電話番号 | 011-219-5855 |
| 公式URL | https://www.hoei999.co.jp/ |
豊栄建設株式会社は、札幌市の気候風土に合わせた家づくりを得意とする住宅メーカーです。自由設計・全館空調・高耐震構造を標準採用した、リーズナブルながら高性能な住宅を提供しています。
標準仕様の種類が豊富で、外壁や取っ手など細かい部分まで組み合わせて造り上げる楽しさが詰まっています。寒さに強く防水性にも優れた塗り壁など、性能へのこだわりも感じられるでしょう。道内最大級のショールームで素材を直接確認できます。
「チャレンジ999」は、高性能な注文住宅を納得の価格で提供するプランとなります。制振装置を採用することで、地震の揺れを吸収・抑制し、繰り返す地震にも強い構造を実現しました。安心感を持って暮らすことができます。
価格を抑えながら自然素材仕様もオーダーメイドで取り入れたい方に最適です。また、土地探しも含めてワンストップで相談したい方にも向いています。幅広いニーズに対応できる会社です。
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一条工務店

引用元:一条工務店公式HP
| 会社名 | 一条工務店 |
| 住所 | 〒062-0901北海道札幌市豊平区豊平1条10 マイホームセンター札幌豊平会場内 |
| 電話番号 | 011-598-7547 |
| 公式URL | https://www.ichijo.co.jp/ |
一条工務店は「家は、性能。」を掲げ、ダントツの住宅性能を目指して取り組んでいます。住まいの性能は高ければ高いほどより豊かな生活ができるという確信のもと、家づくりにこだわっています。多くの支持を集めている会社です。
セゾンシリーズは木のぬくもりを活かした洋風邸宅で、無垢材の建具が住まいに格調を与えます。
高断熱性能と洗練されたデザインを両立した、本物の木の家だと言えるでしょう。高級感のある仕上がりが特徴となります。
住宅性能評価においても高い評価を得ており、断熱・気密性能を重視する北海道の住まいにも対応できる実力があります。高断熱・高気密の性能と、木の素材感を両立したい方におすすめです。大手ならではの実績と安心感があります。
高断熱・高気密の住宅性能と木の素材感・格調あるデザインを両立した家を求める方、大手ならではの実績と安心感を重視する方に向いている会社です。
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まとめ

本記事では、札幌で無垢の家を建てる際に知っておきたい素材の種類やメリット・デメリット、おすすめの建設会社をご紹介しました。内容を振り返ってみましょう。
珪藻土・漆喰・無垢材・天然リノリウムは、いずれも化学素材にはない自然の機能と風合いを備えています。調湿性や健康への配慮といったメリットは、北海道の暮らしにとって大きな価値を持つでしょう。
一方で、自然素材はひび割れや傷のつきやすさなど、定期的なメンテナンスが必要な面もあります。
素材の変化を経年の味わいとして楽しめるか、という視点を持つことが大切です。ライフスタイルに合った選択をしてください。
会社選びについては、設計の自由度なら株式会社AD設計室、コスパなら豊栄建設、住宅性能なら一条工務店が有力な選択肢です。それぞれの強みを理解して選ぶようにしましょう。
無垢の家は、正しい知識と信頼できるパートナーを選ぶことで、家族の暮らしを豊かに彩ってくれます。ぜひ本記事を参考に、理想の住まいへの第一歩を踏み出してください。応援しています。
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